マイナー病気録

思えば病院とは縁の切れなかった人生。こんな感じで向き合ってきました

薬を飲んだら寝ていよう

右肩、痛いけど動かしています

 今週は暖かい日が続きましたね。🌞晴れていたから洗濯物も良く乾く洗濯日和だったので、右肩痛い痛い😢と言いながらも、頑張って両腕を上げ、洗濯物を干したり取り込んだりの作業を繰り返しておりましたよ。

 私の五十肩(アラカンなのに失礼)は、良い方向に向かっていると信じたいですが、まだ痛いです。右手でヘアブラシ、というポーズが困りますね。ヘアドライヤーはさらに重いので、困ります。

 昨日、高い棚に置いてある物を取ろうとして、左手だと取れない向きだけど右手なら取れるかな・・・と無理して右手を伸ばした後、めちゃ痛かったです。思わず肩を抱えて涙しました。

 でも、痛くなり始めにはできなかったことが、徐々にできるようになっていますね。右手を前に伸ばすことだって痛くてできなかったんです。手元の少し前にある物を右手で掴めない感じでしたが、今は掴めるように。また、右手で吊革にも掴まれませんでした。まだうっかり力をかけたら痛いものの、掴まるポーズだけはできるようになりました。

 当初の痛みが10だとすると、今は6~7ぐらいかな?

 「ある日突然痛く無くなるから、今は痛くても鎮痛剤を飲んで動かしたほうが良い」と経験者(しかも、他科ですがお医者さんです)に聞きましたので、カロナールを飲んで努めて動かすように頑張ります!

 いいな~アスピリン喘息でなかったら、ロキソニンテープとか普通に患部に貼りたいですよ・・・その経験者のお医者さんは、友達の整形外科に飛び込んで肩関節に痛み止めの注射を打ってもらったとか。流石に速攻で効きそうです。それもいいな~羨ましい、と聞いた時は思ったものの、想像すると肩の内部に注射ってメチャ怖そうですね😢

 まあ、仕方ない。自分の治癒力を信じて、もうしばらくイタタイタタと動かしてゆっくり頑張ります。

ドラマの不思議な「桃」=万能薬

 肩関節は動かしたほうが良いわけですが、自分の治癒力を完全に引き出すためには、ジッとしばらく動かずに、体力を温存した方が良いんじゃないかと思う事があります。

 アスピリン喘息などを発症する前、馬車馬のように働きに働いていた頃は、「あなた、いつか倒れるよ」と言われても、職場全体がワーカホリックのブラックだったもので、私もピンと来なくて休まず仕事に邁進していました。

 そうせざるを得ないと思い込んで、具合が多少悪くたってちょっと薬を飲めば大丈夫。そんな風に思って、じんましんで顔の半分が腫れるお岩さんのようになっても(キャー💦)、抗アレルギー薬を飲んで顔をごまかしつつ仕事をしていたんです。

 もちろん、完全に引いてヒソヒソしてる同僚もいましたが、「大丈夫なのに、何をそんなに心配しているんだろう、うるさいな」ぐらいに思っちゃってたんですよ、信じられないぐらいおバカさんだった私は!

 風邪をひいて熱を出してもそんな調子で「解熱剤を飲めば仕事をしても大丈夫」と考え、そうしていました。救いようがないです。それで33歳の厄年にしっかり罰が当たったのですけれども。

 今は思います。薬を飲んだら、しっかり寝ていないと元も子もないと。薬を飲んで「良くなったかな♪」と感じたら、そのままじっと横になっていないと、基礎体力がどんどん削られるばかりでダメなんですよね!

 寝ていれば薬効で治すことができるのに、動ける気になって動いてエネルギーを間違って使ってしまったら、治るものも治らないです。

 そんなことを思ったのは、NHKの朝ドラを見たからで・・・好調「ブギウギ」今週(第8週)は「ワテのお母ちゃん」というサブタイトルなんですけれど、主人公・スズ子の(本当は義理の)お母ちゃん・ツヤさんが危篤になってからの第39回、こんな一幕がありました。 

 「アホのおっちゃん」が探してきた桃。瀕死だったはずのツヤさんが「スズ子!何や枕元にあった桃食べたらえらい元気出たわ!」と言って番台で仕事をし始め、遅れて目覚めたスズ子はとにかく信じられない様子。

 「大丈夫なんか、死なんか?」と夫の梅吉や常連客ら皆が心配する中、「まだ死ねるかいな!あんたに番台任せてたら埃だらけや!もう、お釣りも足りへんし。ほら、タバコ屋で崩してき!」と威勢よく立ち回るツヤさん。

 「ホンマに平気なんか?」「はよ行き、もう!」「スズ子、何してんねん!仕事忘れたんかいな!はよ手伝い!」・・・以前と同じ調子の会話がポンポンと交わされ、ツヤさんも番台まわりを忙しく掃除し始め皆が喜んだ一瞬後、ゴン!と鈍い音が響いて・・・ツヤさんは倒れたのでした。

 咳き込むツヤさんを、スズ子は「病人が無理するからや」と布団に寝かせ「桃、食べるか?まだ残ってるで」・・・そこからは、母子の最期の会話になり、スズ子の歌を聴いたその夜にツヤさんは惜しまれて「天のお星様に」なったのでした。

 今週の「ブギウギ」はつらいですね。純真無垢な弟も、兵役に取られてしまったし。弟役がものすごくうまくて泣かせるので、彼の先行きを想像してしまうとたまらないです。そんなことを言っている間もなく、今度は母の他界とは。

 あの桃を、あと2~3個入手してきてもらって、ツヤさんが元気なうちに無理してでも続けて食べさせておいたら、魔法が起きたかもしれませんね。「あんたが生きるんをもっと見たかった。きっとおもろいやろなア」とスズ子に言ったツヤさんの願いも、もしかして叶ったのでは?

 桃は、以前、少女だったスズ子の百日咳を「単なる風邪」にしてしまった凄いエピソードがありました。ゴンベエさんが手に入れてきた季節外れの桃を、グッタリするスズ子が食べたら医者の熱々先生も誤診を疑われる程回復しちゃったんでしたよね。不思議な桃は、よく分からないけれど、ドラマの中では万病の特効薬な訳です。どういう設定になっているんでしょう?

 ツヤさんには、特効薬を効果的に使って欲しかったなあ・・・気持ちは凄く分かるけど、薬を摂取したら動いちゃダメ、ちゃんと寝て体力を回復する方に薬効を活かしてほしかったですねぇ。

 アホのおっちゃんは「見てみい。わしの桃が効いたんや。魔法の桃や。どんぶらこ、どんぶらこ流れてきた桃や!お前の藪桃とはちゃうぞ~」とオリジナルの魔法の桃を以前持ってきたゴンベエさんに言い、ゴンベエさんも「ホンマ、えらい効き目や」と惚れ惚れ。

 もし・・・半分じゃなくて丸々1つ食べて、大人しく寝ていたら・・・ツヤさん😢 まあ、愛する娘との最期の会話を持つことができたのだから、それで良しとしましょうか。

 ということで、薬は飲んだらしばらく寝ていましょう。それが私の経験上、薬効を最大限生かす回復への最短距離なのは確かです。