マイナー病気録

思えば病院とは縁の切れなかった人生。こんな感じで向き合ってきました。セカンドライフ、移住します。

トンカチで殴られるような頭痛出現、気絶しました

前回のブログとは打って変わって

 1か月も経っていないのに、状況がすっかり変わってベッドでブログを書いています。3月上旬は元気でしたよね、私。病気録なんてネタが無いよなんて書いていたから、ネタの方からやって来てくれちゃったようです。トホホ、ですよ。

 ようやく落ち着いたのかもしれませんが、まだ寝たり起きたり。さすが毎年鬼門になっているだけあって3月はただでは終わらないな、と感じ入っています。

 何があったって、よくまあ次から次へと起きるものですが、いきなり左後頭部をハンマーというかトンカチ(どっちでもいい)で殴られたような痛みをズンと感じ、「これはまずい、血管でも切れたのか」と思ったのが3/13の夕方。折悪しく、確定申告書の完成に向けて大詰めの所でした。

 頭痛の一撃はあったものの、ろれつも回るし麻痺も無い。あれ?私大丈夫なの?じゃあ続けようと作業に復帰、翌3/14、無事に今年も確定申告を終えることができたのでした。まだe-taxに手が出せていないのでプリントアウトした書類を投函、その後、爆睡しました。

 しばらくして起きたところ、信じられないほど頭が痛い。ズンと一撃を食らった例の左後頭部です。これはやっぱり診てもらわないといけないと覚悟を決め、#7119に電話をして相談の上、総合病院へとタクシーで向かいました。これが3/14夜ですね。

 頭痛は波があって、トンカチを振り下ろされるような痛みが走るたび、ビクンビクンと体まで衝撃が走ります。くも膜下出血かな、何だろうな・・・と嫌な想像ばかりしていましたが、CTを撮影したところ、なんと器質的には問題がなさそう、何が脳の中で起きているのかまでは今は分からない、と医師に言われたのでした。

 頭痛を抱えたままカロナールだけもらって帰宅(3/15)して、睡眠不足が重なっていたのは確かなので水分をたっぷりとって寝ました。また得意の左側なので、もしかしたら例の耳の帯状疱疹が疲れから発作が起きようとしていたり何か関係しているのか?と考えてお守りのバラシクロビルもこっそり飲んで。この日は1日、疲れから参っているし、痛すぎてどこにも行く気が起きず、ただただ寝ていました。

気を失って、失禁してしまった

 翌日(3/16)の明け方、寝ていて気分がすごく悪い&寝ていられないと感じたのは覚えているのですが、その次に気づいた時には私は玄関近くの床に倒れていて、家族が救急車を呼ぶ電話を掛けていました。

 私はどうやら寝床から出てそこまで歩いて行ったらしいです。「ゴン」という変な大きな物音で家族が目覚め、玄関近くで気を失って倒れている私を見つけ、失禁しているのを見てただ事ではないと救急車を呼んだそうでした。目もグルグルグルグル回っていたそうです。怖かったと言っていました。

 お願いだからと頼んで家族に着替えだけさせてもらったのを最後に、あまりはっきりしない意識のまま救急車に揺られ、運ばれたのは3/15の未明に帰されたばかりの総合病院。その頃には激しい頭痛の中で意識も戻ってきていたのでしたが、(あ~ここじゃまたカロナール渡されて終わる)と思ったのがその通りで、特に何をするでもなく、私が落ち着いたところで「日中に脳神経内科か耳鼻科を受診して」と言われ、タクシーで帰ることになったのでした。

 この時、左後頭部をトンカチでガツンと叩かれ痛いと思っていた頭痛は、右側後頭部に移動していました。右側の耳の奥も痛みました。叩かれる位置が変わり、これまで激痛を感じていた左後頭部が全く痛まなくなったのが不思議でした。表面を触っても何ともないんだ…と。普段頭痛とは縁遠く、「どうなってるんだ~」と自分でも困りました。

バスで行ける脳神経内科を受診

 どこか頭痛の得意な脳神経内科を受診しろと言われて思い出したのが、10年ぐらい前に急な頭痛を感じたこと。心配になって近所の脳神経内科を1度だけ受診したことがありました。あれも左後頭部だったような。でも、CTを撮っても何ともなかったので、かなり医師に罵倒されて帰ったことがありました。

 まあでも、あのお医者さんは最初から変人でした。高齢のお爺さんで、診察室に入った時点から患者である私の容姿のディスりを開始。目を丸くする私をよそに、看護師さんはお医者さんが同意を求めるのを完全無視し、何も聞こえないかのように無言で業務をテキパキこなしていました。

 その後もお医者さんは私をディスる独り言を盛大に言い続け…「まあ、ホントにねー」って私が合いの手を打ってあげれば良かったんですかね?

 ともかく、当時の頭痛の原因は不明なまま、それも一瞬で終わったので私もほぼ忘れていました(変な医者のことは覚えていても)。確か帰宅した途端にそこの診察券は捨てたので、今回、同じクリニックに行くはずもなく。ネットで探し、バスで行ける距離に良さそうなクリニックを見つけました。

 新たな脳神経内科クリニックを受診したのは3/17。すぐにMRIを撮影することになり、持病の左副鼻腔炎というか上咽頭炎が少し活性化していると指摘された以外は問題が見つからず、そういえばのPCRも陰性(2回お邪魔した総合病院では検査もされなかった、そういえば)。

 発熱も無いのにガンガン頭痛が続くだけなので「原因が分かりませんね~」ということで、またも鎮痛薬のカロナールと、神経痛だと鎮痛薬が効かないとかで、新顔のカルバマゼピンという薬と漢方薬をまとめて処方されたのでした。

 さて、その後は薬で朦朧となりながらも外出して仕事をこなす日もあったものの、家でできるだけ大人しく薬を飲んで療養を続けたところ、今は頭痛はかなり緩和しました。ガンガンと叩かれていたのがピリピリと痛みが走る程度になっています。

 痛みの位置は右後頭部からこめかみ、頭頂部方向へと移動。脳内の神経全てを次々とトンカチで叩いて移動して行き、こめかみに行き着いたって感じがします。咳が出るとピリピリしますね、たまらんです。

カルバマゼピンという薬

 お薬手帳を見たら、カルバマゼピンって三叉神経痛の緩和薬なんですね。これが一番痛みには効いている気がします。

 ついでに他の効能には抗てんかん剤、躁状態治療薬とも書いてありました。躁状態には私は程遠いなと思ったのですが、夜寝ようとして目を閉じると車のライトのような眩しい光が見えることも何度かあったので、てんかんはもしかしたら・・・関係あるんですかね、次に受診したらお医者さんに聞いてみましょう。

 てんかんと言えば、亡き飼い猫が晩年なってしまったことがあって、発作が出ると周りにぶつかってケガをしないようにバスタオルでくるんで抱いていました。甲状腺疾患や、顎の骨を削る手術をしたり、お腹を切る手術をしたり、「そんなに真似しなくてもいいのに」というぐらい、飼い猫とは似たような病経験があるので、そこにてんかんも加わったのでしょうか。

 思いがけず「大変だったよね、頑張ったね」と亡き猫に思いを馳せることになったのでした。

 ちょっと体力を消耗してフラフラになってしまったので、亡き猫のために買った紅豆杉茶(前回紹介しましたね)でも飲んでみようと思います。仕事の方も大詰めだし、もうすぐ旅行に行くことになっているので!何とか間に合わせたいものです。

toyamona.hatenadiary.jp