マイナー病気録

思えば病院とは縁の切れなかった人生。こんな感じで向き合ってきました

「あさイチ」で化学物質過敏症、何がベスト?

香る柔軟剤+タバコが恨めしい

 NHKの朝ドラ「らんまん」を見て、万太郎のロシア行きにも付いて行く覚悟(!何しろあの時代)の、すえちゃんサイコーと感心していたら次の番組「あさイチ」で化学物質過敏症を扱っていたので、気になってそのまま見ちゃいました。やることがあるのに・・・こうやって続けてブログも書いちゃうし。

www.nhk.jp

知っていますか?化学物質過敏症

初回放送日: 2023年8月2日

タバコや柔軟剤などのほんのわずかな匂いで頭痛やめまい、吐き気などの体調不良が起こる「化学物質過敏症」。重症化すると日常生活にも支障が。ひと事ではない化学物質過敏症の実態を詳しくお伝えします

 有病率は13人に1人!いつの間にか、そんなに多くの日本人が悩んでいたとはね。私が発症したころは、ただの「アレコレ過敏なうるさい奴」で片づけられていて、あまり周囲にも見当たらなかったのに😢例の香る柔軟剤が大々的に出回るようになったから、ドッと反応する人たちが増えたのでしょうか?

 あれホントに困ります。普通のドラッグストアに無臭とか無香料の柔軟剤を探しに行っても、あるのはズラリと香るヤツらばかり。そこにいるのもハッキリ言ってつらいのに、時間をかけて探しても見つからない徒労感と言ったら・・・。

 昔は体に良さそうな無香料無添加を探して高い海外の物とかまで手を出していましたが、今はネットでリーズナブルな物が買えるようになって本当に良かったです。ご近所のコープでも「ヤシノミ柔軟剤」(無香料無着色)が買えるようになったので、本当に助かります。

 もうフラフラ出歩いているくらいで、症状については以前と比べてごくごく軽くなったなーと思う私でも、やっぱりあの酷く香る柔軟剤のヤツらは強敵。ブームはいつか終わってくれるのか、それとも定着してしまうのか。柔軟剤&タバコは、体調悪化前にできるだけ速やかにその場を逃げ出すように努めますが、無理なこともあるので、一時的ブームとして香るヤツらには早々に去っていってほしいです。

 でも、なんで害を被る側ばっかりがこうやって逃げ回って医療費まで払ってなきゃいけないんでしょうね。タバコ会社も変に香る柔軟剤を売っている会社も、害を知りながら金儲けして。何か間違っていますよ。

あんず油がいい感じです

 20年以上前の発症当時、最初は入院中に洗髪してシャンプーの香りに反応してしまって喘息発作が起きて大変!となって、発症を思い知ったのですが😢😢😢それからは、洗髪・洗濯でも何でもせっけん、重曹クエン酸お酢が大活躍でした。

 入院中に体を清拭する液体(看護師さんが用意してくれた)にも反応してしまった時に、穀物酢をたらした水にタオルを浸して体を拭くように教えてもらい、かなりさっぱりしたので、今でもたまにそうします。

 もう穀物酢じゃなくて、リンゴ酢なんか使いますけどね。爽やかですよ~。

 でも、今やもう市販のシャンプー・リンスも使える物が無いわけではないので、固形せっけんを使って頭を洗って酢水のリンスで流すような、昔の苦労はしなくて済んでいます。

 そうそう、「香りが厳しいかな、ダメだったら使うのやめよう」と思いながら、最近トライしてみた物があるんです。柳屋の「あんず油」なんですけど。髪と体に使えるボタニカルオイルってことで・・・もう髪の毛がバリバリで限界だったので、何かないかと探していて、コープで見つけて直感で買いました。

 今のところ大丈夫、というか素晴らしいです。あんずの香りがハッキリしているんですけれど、私でも使えますね。私が香りを楽しむことができているなんて不思議です。やっぱり100%天然香料ならではでしょうね。

www.anzu-oil.com

個人差があるからね💦軽率には言えない

 いつだったか、ひょんなことから化学物質過敏症の方とお電話でお話する機会がありました。前も書いたかな?本当に症状が酷い方で、気の毒で・・・とはいえ、私が過敏症が軽くなったからといって、その方法が万人に当てはまるのかどうかは全く分かりません。

 個人差がありますからね。変な期待を持たせるのも酷ですから、注意深く言葉を選んでお話させていただきました。

 よくよく考えて見ると、私の場合、何が決定的に良かったかといえば、タバコの煙が充満していた職場を辞めたことで、長時間の副流煙地獄から解放されたことが大きかったんじゃないかと、今になると思います。

 そのお電話の方とお話した時には、本当に当たり障りのない話として、体力をつけようと頑張ったことをお伝えしたのが精一杯。よく、子どもが第一次成長期・第二次成長期を乗り越えることでアレルギーから脱却するって聞きますね。脆い子ども時代には無かった体力が、芯から付くようなイメージがあります。

 先方は「体力はある方だと思うんですよ・・・」と仰っていたけれど、そうじゃなくて・・・今は病気が出ているのだからもう一歩、病から抜け出すためにもう一歩の根本的な体力が要ると思い、それを養って!と言いたかったんですけれど、ちょっと押しつけがましいかと遠慮してしまって、伝えられなかったですね。初対面ですし(いや、対面もなかったし)。

 私の場合は、ステロイドのパルス療法と、漢方薬と、ホメオパシーと・・・全部が一体となって体力を一段上げてくれたと思うので、そうやって取り組んでくれたお医者さんたちに感謝です。まだ持病には事欠かないポンコツだけれど、おかげさまでそこそこ元気にやっておりますよ。