コレステロール値の高止まりを何年も放置
お腹がこのところ不調で・・・なんて前回のブログでも書いていましたが、先週、予約していた腹部エコー検査を受けたところ、なんとしっかり石が胆嚢に鎮座されてらっしゃることが分かりました。直径が14.7㎜もあるのが1つ見つかりました。
え?約1.5㎝ってことですよね。大きくないですか?💦ああ、やっぱり・・・いつかはこうなるとは思っていたんですけれどもね、とうとうですか。
だってね。自慢じゃないですけれど、少なくともこの数年、いや10年ぐらいは甲状腺の診察を受けている甲状腺の専門病院で、ずっと高コレステロール血症の指摘を受けてきていたんです。更年期のおばさんにはありがちな話でした。
「できたらね、早くにそちらのお医者さんに診てもらっていただきたいのね」とお医者さんにも看護師さんにも優しくご注意いただいて、でも、回転性めまいがとにかく酷かった頃なので、発作がいつ始まるかもわからず、外出も神経を使う状態だったので内心「コレステロールなんか、それどころじゃないし」と放置していたんです。
甲状腺の専門病院なので、高脂血症を診ていると問題視されてしまうらしいのですが・・・ホイホイ出かけられない患者としては、どうせ定期的に採血するのだったら一緒に診てもらいたい訳です。
私のお医者さんは「患者さんのご都合はあまり考えられていないですよね」と理解があって、甲状腺の治療薬を処方するのと合わせて出来る範囲でコレステロール値を下げるための薬もアレコレ試してくれていたのでしたが、コレステロールの治療薬は、どうも極端に元気が無くなったり・吐き気がしたり・蕁麻疹が出たり、で定着しませんでした。
それでまた新しい薬にトライし始めたのに、ちょうど受診時期にコロナ流行がマックスに。ビビった私は処方箋を郵送してほしいと病院にお願いしたので、「だったらチラーヂンだけで。コレステロール治療の方はまた改めて」とお預けになりました。
この間、悪玉コレステロール値は大体が200超え。不調に耐えて薬を飲んでいる期間でまあまあ下がったとしても170~190ぐらい。飲んでも大して下がらないなら、こんなに気持ち悪くなって体調を悪化させてまで飲む価値が無いよね、と半ば諦めていました。
まだ何の石が我が胆嚢にて生成されたのか確定的には不明なのですが、不真面目にも「コレステロール値の高止まり」を放置してきたに等しいので、過剰なコレステロールが固まってできた石なんだろうな・・・💦それが順当だと考えています。
家族ふたりが手術済み
まだ書いていなかったと思うのですが、胆嚢結石症(胆石症)と診断を受けて、昨年母親が手術して胆嚢を取りました。そして、その数年前にも、弟が胆嚢摘出手術を受けました。血縁の近い家族ふたりが胆石で手術していたんです。
高齢の母のことはコロナ禍とあってすっかり姉に任せてしまい、ワクチン接種ができない私は病院にもお見舞いに行かず、「無事に手術が済んだ」のLINE報告をもらってヤレヤレでした。
その母は、私が若い頃から悪玉コレステロール値300超えでも平然として治療もしていなかったので(「病院に行ったら?」と言うと「いいんだよ、何しても下がらないんだから!」と怒られた)、そういう物かと思っていました。が、きっと見つかった石は大きくてた~くさんあったことでしょう。姉に後で聞いてみましょう。
弟の方は、激痛を経験したらしいです。それで手術をすることになったようでしたが、今回改めて聞いてみたら、10㎜前後の石がふたつ胆嚢の中にあったとか。石が複数あると、胆嚢の中であっちこっちにぶつかってしまいそうですよね。そうすると、胆石症発作も頻発するのかもしれません。
私の場合は、石はひとつだけ。胆嚢の中でプカプカ呑気に浮かんでいるようです。ただ、無症状なのかと言うと、激痛ではないものの、右の肋骨の脇腹あたりがこの前変に痛くなってビックリしたのと・・・「背中ぎっくり」としてブログに書いた右肩甲骨下の痛みの話は、もしかしたら胆石のせいだったのかもしれないと、お医者さんの書いたブログを見た時に思いました。放散痛の位置的にピッタリ!なんですね、ちょっとこれも驚きでした。
手術するの?しないの?
今回、胆石を見つけたクリニックのお医者さんにまず言われたのが「僕は、石を見つけたらまず手術を勧めるように習ったんです」だったので、「えーじゃあ手術なの?」とこちらの頭の中は「手術か、困った」でいっぱいになりました。
ところが「慌てることはない」とか「手術のことをここで議論しても仕方ない」とか先生はおっしゃる。「ん?それは手術するにはここは小さいクリニックだから、紹介先の手術する病院で聞いてということなのか?」と考えたのでしたが、胆石症治療のガイドラインを見ると、どうやら手術じゃなくて内科的治療でいいみたい。なーんだ、です。
お医者さんは、(ほぼ)無症状なんだから手術なんかしなくていいでしょ!と知っていてあんなことを言ったのかもしれませんが、こちらは素人。もっと単刀直入に、分かりやすくお話してほしかったですよ。「まず手術と習った」なんて、言わなくていい情報を最初に言わないで欲しかったですね。
次回、血液検査の結果も出て、そこでしっかりお話してくださるのでしょうけれど、たぶんウルソを飲んで溶かしましょうってことになるんでしょうか。そうあってほしいです。
と言いますか、もう2度もお腹の手術(最初は腹腔鏡、次は開腹)をして運悪くとても苦しんだので、私としては絶対に手術は嫌、こりごりなのです。
腹部の手術経験があると、癒着の問題もあって腹腔鏡手術ではなくていきなり開腹手術になるかもしれないらしいです。そうなると、回復にも時間がかかります。また癒着等の問題が出てくるでしょう。前の手術によってその後、癒着性のイレウス(腸閉塞)に苦しんだのは、余計な経験だったなと今も思います。
ただ、以前は骨盤周辺の腹膜炎だったので、今回の上腹部の場合、腹腔鏡手術もまだ行けるかもしれないとか。腹腔鏡の方がまだ後が楽になるので、少しでも楽なほうが良いんですけどね・・・基本的に、手術は嫌です。
過去の手術中に麻酔切れの激痛!
手術はどちらにしても全身麻酔になりますので、手術中と後のあの苦しみを考えるともう・・・20年ほど前の手術では、薬物アレルギーのせいで使える麻酔も限られ、大事を取って少量に絞られたところに手術が長引いてしまうという悲しい巡り合わせがあって麻酔が足りなくなり、結果、私は手術中に悪夢のような痛みで大暴れしたんです。それをもう経験したくないんですよ💦
自分がお腹を開けられている痛みを自覚するって究極の恐怖を想像してみてください。信じられないほどの痛みで目が覚めて、私を抑えようとする看護師さん達を蹴りまくって。もちろん想像を絶する痛みに直面して気絶したんですが、また気付いて、を繰り返したんです。地獄でした。
手術後は他の患者さんが入れてもらって「楽よ~」と言っていた腰椎麻酔も私は入れてもらえず、術後は一晩中痛みでずっと吐いていました。もう3度目は経験したくない、の一心です。それでイレウスの手術も断ったんですから。後々の心身のダメージは大きかったですよ。
そうそう、私が蹴りまくった看護師さんには、母が後からお詫びに野菜なんかをお分けして「買い物に行けなかったから助かった」と言われたとか。お礼は禁止だったんですけどね。それなら、術後の一晩中、ずっと私の背中をさすってくださった看護師さんにもお礼がしたかったですね。
とにかく、このまま無症状の胆石症のままで人生を全うできないか・・・儚い望みです。今になって、せっせと胆石症には良いというコーヒーを飲み始めました。
- 適度なコーヒーは胆石形成を抑制する作用があります
- 適度のコーヒーは有症状の胆石の発症が低いとの報告があります
日本消化器病学会編集「患者さんとご家族のための胆石症ガイド」より https://www.jsge.or.jp/guideline/disease/pdf/05_tansekisyou.pdf
カフェインに酔っぱらうタチなので、コーヒーから逃げ続けてきたんですけどね。その私がコーヒーを淹れて飲んでいるなんて、自分でもびっくりです。
ただ、気持ち悪くなるので普通のコーヒーは飲めませんから、ノンカフェインのコーヒーを探してきました。それをさらに薄めて、麦茶代わりに飲み始めたところです。
ビールを薄めて飲んでいるようなものだと考えると、薄めたコーヒーなんてコーヒー好きな方たちは眉を顰める代物でしょう。私も、はっきり言ってコーヒーは好きじゃないですけれど、薬だと思って・・・頑張って飲みますよ。