マイナー病気録

思えば病院とは縁の切れなかった人生。こんな感じで向き合ってきました

背中ぎっくり、やってしまいました

危ないと思ったら、案の定

 タイトル通り、ぎっくり腰ならぬ「ぎっくり背中」を久しぶりにやってしまいました。先週末の土曜日のことです。

 ここのところ腰が痛いなあと思っていたので、ぎっくり腰にならないように警戒していたのでしたが・・・そっちかー!という感じです。もちろん背中でも痛いんですけれど、腰じゃなくて良かった、まだマシだったと正直いつも思います。やっぱり腰は困りますよね。

 さて、どうして今回の背中ぎっくりは起きたかと言いますと・・・💦

 土曜日の午後、排水溝の高圧洗浄の業者さんが来るにあたり、キッチン、洗面台、お風呂場、そして洗濯機の排水口を洗浄しやすいように掃除したり、栓を緩めておいてほしいとのチラシが事前に配られていました。

 おっと、もうこんな時間だ、準備をしておかなきゃー・・・と焦ってまずキッチンの排水口のゴミ捨てをして軽く洗い、次に洗面台へ。チラシの説明によると、栓はスポっと上に引っ張ればいいはず。ところが・・・引っ張っても引っ張っても、全然抜けてくれる様子がありませんでした。

 あ~もう固くてダメ、これは業者さんに「ダメでした」とお願いしてやってもらおう!と諦め、次は洗濯機へ。洗濯物入れを別の部屋へ一時片付けて、洗濯機からホースがつながっている排水口の留め具を緩めようと身をかがめ右手を伸ばしたのでしたが・・・こちらも固くて、素手で回そうとしても、全然歯が立ちません。

 半年ぐらい前にこの洗濯機下は留め具を外してホースの中も掃除をしたので、同じようにやれば外れるはず。それなのになんで?と考えながらエイヤっと力を込めたところ・・・なんか右の肩甲骨の内側がピキって・・・痛い、やっちゃったのか~と真っ青になりました。ああ、もうすぐ業者さんが来るのに!

 お風呂場は見える範囲のごみは捨ててありましたが、排水口の諸々を外すのなんかとてもできそうにありません。ダメだ、事情をお話してやってもらうしかない・・・💦そんなことを痛みの中で考えている間に、ピンポ~ンと鳴りました。

 私の顔、思いっきり引きつっていたと思いますよ。とにかく我慢、と言い聞かせて業者さんを招き入れ、「あの、固くて外せなかった場所がありまして」と申告。「ああ、構いませんよー」とのこと。とほほ、最初から業者さんにお願いするべきだったのかもしれませんね、非力なおばさんは無理をしても無駄なだけ。

 見てみると、洗面台で私があれほど力を込めて上へと引っ張っていた栓は、業者さんはそのままで洗浄作業中。「あれ?外さなくてもいいんですか」と聞いてみたところ「こちらのは外せない作りになっていますよ」とのこと。えええ?そうだった?ムダに力を込めて泣きを見るだけの結果になってしまったってことですね。

 業者さんはサクサクと洗浄作業を進め、洗濯機置き場へ。排水栓はかなり固くなっていたようで、うーんうーんと作業用の手袋をした両手で力を込め、頑張って外していましたよ。あれじゃ私ごときが外せるわけなかったです。いったいどうしてあんなに固くなってしまったのでしょうね。

 洗浄作業は10~20分程度で終わったと思うのですけれど、ズキズキと背中の痛みが増してきていて、こちらは泣き笑い状態の1時間にも感じました。痛いよ~痛いよ~と心の中で泣きながら、業者さんにニッコリ笑ってお礼を言い、作業完了のハンコを押してお見送りしました。

内出血を何とかしたい

 この痛いぎっくり、「要するに捻挫したようなもので内出血をしているから、3日間は徹底的に冷やしましょう。その後、痛みが続くようなら温めてもOK」と以前、鍼灸師さんに教えて頂いていました。

 それで、業者さんがいる間も背中にちょこちょこと手を伸ばし、痛いポイントに中指をギューッと押し込んで少しでも止血しようと試みていたのでした。でも、中指ってそんなに力が入らないんですよ。背中だから不便ですね。

 「こんなことをしていたら反対側までつってしまいそう・・・とにかく、お帰りになったら手当てしよう」と考えている間にも、何だか冷たいものがダラダラと右肩周辺から体内を流れ落ち、腰まで行くような感覚が。痛いし、ゾッとしました。

 業者さんがお帰りになってからは、とりあえずはあまり動かない方がまずは良いかもしれないと、リビングルーム床に右背中を押し付けるように早々に横に。しばらくそうしていたら、冷たい液体が体内を流れるような感覚はなくなりました。

 ホッとしましたが、痛いのはそのまま。とはいえ、どうしようもないので、べそをかきながらとにかく横になっていました。

救世主の家族が帰宅、保冷剤を背中に貼る

 土曜なので、仕事に出ていた家族も早く戻ってきました。「ぎっくり、やってしまった」とLINEを送ってあったので、さすがに心配顔です。ぎっくりは家族にとってもお馴染みなので、私の痛みは家族も痛いほど(!)わかり、「すぐに保冷剤で冷やそう」と養生テープと、フリーザーでカチンコチンに凍った保冷剤を持ってきてくれました。

 その保冷剤を、服の上から背中の痛みポイントに養生テープでベタベタに貼り付けて、また横になりました。

 冬だから冷たい保冷剤を貼っておけば寒くなって周りの筋肉まで縮こまってしまうかと心配していたのでしたが、やっぱり保冷剤を貼って良かった、いいえ、一刻も早く貼るべきでした。焼けるような痛みが冷たさで誤魔化され、内出血が止まるのか、何しろ一瞬で楽になってきましたからね。

 1時間も横になって冷やし続けたところ、痛いけれど起き上がれるようになり、背中の保冷剤は背負ったまま(背中に敷いたまま?)、その日は早く就寝しました。

 普通なら、ここで痛み止めが問題なく助けになるのでしょうけれど・・・私が主治医から出してもらっているソランタールは、アスピリン喘息の私が飲めるありがたいお薬ではあるのですが、はっきり言って飲んでもあまり効いているようには思えません。それぐらい弱~い痛み止め。

 それなのに、飲めばムカムカして吐き気がするので、飲みたくないなといつも思ってしまいます。それで、いつも悩んで飲まないことが多いのです。でも、この日は悩んで、さすがに寝る前に飲みました。寝ちゃえば、ムカムカしてても気にならないはずだと信じて。

 そうそう、お薬を飲む前に、翌日曜日の合唱団の練習はキャンセルするとのご連絡をメールで入れました。パソコンに手を伸ばしてキーボード操作するのがこんなに痛いなんて💦と、ヒイヒイ言いながらメールを書きました。

丸3日間冷やし続けて

 こんな感じで週末をぎっくりに潰され、やりたいこともロクにできないまま(でも「鎌倉殿の13人」の悲劇は見ましたよ)右背中を冷やし続けて火曜日の午後。ちょうど丸3日間経過したことになります。

 その日は午後の早い時間に真面目で大事なミーティングがオンラインでありましたが、その間もコッソリ保冷剤は私の背中に貼られたまま。背中を見せなくても良いオンラインでホントに助かりましたね😊😊😊

 ミーティングが終わり緊張が解けてきた頃には保冷剤も融けてきて「あれ?もう大丈夫、痛みもそんなにないみたい」となりました。本当に、鍼灸師さんの言う通り3日間なんですね!

 水曜日はたまに痺れるもののほぼ違和感もなく、座椅子を運んだり、パソコンを操作したり、右手で荷物を持ったり、右手でお皿を差し出したりしても「ウッ!」と痛みが走ることもなく、普通の生活に戻れました。ヤレヤレ。

 私が痛めた筋肉は、たぶん菱形筋って言うのでしょうか?変な態勢で右手に力を込めたものだから、負荷がかかってしまったのでしょうね。ここを鍛えるにはどうしたらいいのでしょう?

yogajournal.jp

 やっぱり普段からの悪い姿勢、巻き肩・猫背がいけないようですね💦いつもいつも「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ではあるけれど、これを機会に再度ちゃんと気をつけてみたいです。