マイナー病気録

思えば病院とは縁の切れなかった人生。こんな感じで向き合ってきました。セカンドライフ、移住します。

春は別れの季節・・・主治医とも、イビキとも?

新たな主治医と思っていたのに、ああ異動!

 かなり間が空いてしまいました。急に春らしくなって庭の畑のアレコレをしなきゃとか、合唱団の歌の自習が遅れているとか、やらねばならないことが溜まっていてブログが後回しに。でも、こういう忙しい日々こそ、記録のためにもササッとブログを書けるようにしたいものです。

 さて、4月になって新年度が始まりました。先日、通院日で半年前から通うようになった病院に行ったところ、なんと担当医師が「実は今日で最後です。3月いっぱいで異動になりまして・・・」と切り出してきたので大いにビックリ。まさかまさか、引っ越してきていい先生に当たった、新たな私の主治医はこの先生だと喜んでいたのに、いなくなっちゃうんですか💦そんな~💦

 まだ若手の先生が出世して系列の他の病院に行ってしまうのは仕方ないこと。とはいえ、ちゃんと患者の話を聞いてくれる先生で嬉しかったんですよね。患者の訴えを信じなかったり、話を聞かず、数値を優先する先生のなんと多い事か。標準の数値から外れる人間だっているんですよ・・・甲状腺の機能低下症ことなんですけどね。

 チラーヂンが100飲んでいたところを62.5に急激に減らされて苦しかったところを、また100に戻してくれた・・・それだけで大恩人だと思っておりましたよ。「患者さんが体調良く過ごせるのが一番ですから」と仰っていました。その通りですよ。

 もちろん、甲状腺ホルモンの数値がそこまで大きく外れている訳ではなくて、血液検査も定期的に行って甲状腺ホルモンの数値をモニター、先生曰く「これなら大丈夫」との範囲に収まっていました。

 おかげで体も軽くなって、やる気も出てきて、超久しぶりにプールに泳ぎに行くまでになったんですからね。毎週1回、もう6回は行きましたよ。それも先生のお陰だと思っております。異動、おめでとうございますと言わなきゃいけませんね。

 最後に慌ててそれだけお伝えしましたけれどもね、短い半年間のお付き合いでしたが本当に助かりました。次に担当になる先生が、また数値だけ見て62.5に戻さないかが誠に心配ですけどね・・・どうぞ、暗黒の日々が始まりませんように。患者としては、祈るのみです。

瓢箪から駒でイビキ解消

 最近イビキをかかなくなったと家族に言われ、夢うつつ、喜んでおります。お恥ずかしい話ですが、子どもの頃から鼻が悪くて、慢性鼻炎が治りきらず、イビキをかくのが当たり前になっていました。父もイビキが酷かったので、鼻や首周辺の体型の影響もあるのかもしれないな、と思っていました。

 以前どこかで書きましたが、大学時代に泊まりに行った友人宅では、昼寝中の私の、突然始まった爆音のイビキに脳卒中を疑い、救急車を呼ぼうとしたほど。入眠の瞬間に「ゴ」と爆音の兆しが自分でも聞こえるんですよ。一生懸命うつぶせ寝をしたり、横を向いたりして、やや小さくなるぐらい。

 こんな状態ですから、色んな所で恥をかき、絶対に人前では眠れないぐらいに思ってきました。入院中は、さぞ同室の人たちの迷惑になっていたことでしょう💦もちろん、同じ家で寝ている家族もです。

 耳鼻咽喉科でも何度も相談してきましたが効果なく・・・慢性副鼻腔炎とか慢性上咽頭炎と言われたりして、痛くて絶対2度と受けたくないBスポット療法(AET療法)も受けました。症状は大したこと無いとあまり深刻に考えてもらえなかったような気がします。治療後も、イビキの方はやっぱり全然影響もなく・・・「イビキは一生治らないんだな」と諦めてきたんです。

 それがですよ。「最近、イビキをかかないよね・・・かいても小さいというか、あれは寝息だよね。イビキが無いと、息をしていないんじゃないかと思って心配になるよ」と家族に言われるようになりました。

 心当たりは、無くもないです。花粉症の鼻水タラ~対策として、この季節は亜鉛華軟膏を鼻の中に塗っています。ワセリンやオイルを塗っている人、タナールAZ軟膏を塗る人、この頃は色々とおいでのようですね。私の場合は、鼻の穴の中が真っ白になるという欠点はあるものの、一番安心なのが亜鉛華軟膏。昔から、ジンマシンでもイボでも頼りにしてきました。

 それで、先日鼻の中にこのままではオデキができそうと言うか、何か痛い部分がありまして、いつもの亜鉛華軟膏に吹き出物用の市販の抗生物質軟膏を混ぜて、その痛い部分のある側の鼻の中に綿棒で塗ったんです。

 そうしたら翌朝、思いがけないほどの黄色っぽいカサブタがごそっと軟膏を塗った側の鼻の上の奥の方から出てきたんですね。ちょっと驚くぐらいの量でした。そして・・・それが出た後、感じたことのないくらい、鼻の中を空気が通る感覚がしたんです。ナニコレ、と思うほど新鮮な冷たい空気が、鼻の中に入っていきました。

 しばらくの間、そのまま亜鉛華軟膏+抗生物質軟膏を数日塗っていたら、黄色のカサブタも出なくなってきて・・・イビキをかかなくなっていたという訳です。

 ああ、うれしい~こんなことって!きっと治ったんでしょう。10年以上前にも「確かに炎症がある」と脳ドックで指摘されて画像を持って耳鼻科に何件か行ったのでしたが、「大したことじゃない」と相手にされず。私の言っていることはオーバーだと思われたみたいでした。

 医者にとっては急性の炎症で真っ赤になっているのが「大したこと」なんでしょうけどね、患者にとっては細々とでも燃え続けている慢性炎症だってQOLに関わる大したこと。友人と旅行にも行けないのに・・・もちろん、私の訴えを鼻で笑った耳鼻科医は、心の中でヤブ認定しました。

 ブログを書いている今も、空気が通るのを感じます。鼻の奥ってこんなに空気の流れで冷たく感じるものだったんですね。ちなみに声も良く出るようになった気がします。またアルトからソプラノに戻れる日も近いのかもしれません。

 アラカンにして幼少期からの長年の悩みが思いがけず治るって、こんなに嬉しいことは無いです。今後はずっとイビキとはおさらばのまま、スッキリキッパリお別れしたいです。