マイナー病気録

思えば病院とは縁の切れなかった人生。こんな感じで向き合ってきました

上咽頭炎、全快に向けて気になっていた漢方にトライ

慢性上咽頭炎、ココナッツオイルでマアマア快調

 グッと寒くなってきたと思ったら、昨日は乾燥していましたね。さすがにテレビの天気予報の気象予報士さんが「干せば布団も乾きます」と太鼓判を押すだけの天候でした。お陰で鼻の中がカラカラヒリヒリ・・・とは言うものの、もしかしたら秋の花粉飛来も収まっているのでしょうか。ここのところ、上咽頭炎も楽な気がします。

 参考までに私の状況をアップデートしておきますと、今のところ、咽頭ケアとしての鼻うがいは3つの方法を適当にクルクル実行して、まあまあ快調です。

  1. ハチアズレうがい薬を使って鼻うがい➡ココナッツオイルぬりぬり
  2. ハチアズレ➡亜鉛華軟膏ぬりぬり
  3. うがい薬無しで朝晩のココナッツオイルぬりぬり

 レギュラーでは①、調子が良くない日は②です。そして、外出しないし調子もいい日は③で十分でしょうか。③だと簡単で、いいですね。

 以前、ブログでご紹介したハワイの歯医者さんが、ココナッツオイルと重曹での歯磨きをお勧めしていたのでそれを真似ていまして、鼻うがいだけでなく口でもココナッツオイルは活躍中。今や、鼻からも口からも、まとめてココナッツオイルでのオイルプリングを実行している形です。

toyamona.hatenadiary.jp

もう、無くてはならないオイル

 そういえば、先月だったかはココナッツオイルを使い切り、注文したはいいけれど全然届かず、困りました。もう、ハチアズレうがいだけではヒリヒリしちゃって・・・亜鉛華軟膏を使う「鼻うがい②」で乗り切りましたが、ココナッツオイルは日常無くてはならない物になりました。

 お名前を失念しちゃったのですが、芸人さん+ダブルワークでごみ収集の仕事をされてる方が、世の中の出されたゴミを見ているとココナッツオイルのブームが終わったことが分かるって言っていました。

 私としては、「ええ?そうなの?うちはまだバリバリだけど?」と言いたいところ。もちろん、ちょっと違いますよね。食事にココナッツオイルを取り入れてたって話ですもんね。考えてもみなかったので、全然食べる方には使ってこなかったですが、もったいなかったでしょうか💦

 ココナッツオイルって確かに美味しいです。スプーン1杯の固まったココナッツオイルを口に含んでモグモグペッとするオイルプリングでは、口に投入した時にホワイトチョコみたいな風味も感じられます。

夏は液体、冬は固体。夏の悲劇

 そうそう、夏の暑い間、鼻うがい時のココナッツオイルの扱いはちょっと大変ですよね。スポイトに2ccぐらいオイルを吸って、それを半分ずつチュッチュッと鼻の穴に垂らしていたのですけれど、下手をするとターゲット外に簡単に垂れてしまうんですよ💦

 着替えたばっかりだと、シャツに垂れた染みを見てあちゃー😵ですよね。また着替えです。油染みには食器洗い用の洗剤をちょんちょんと付けておいて、洗濯カゴへ!とするしかないです。

 今は気温も下がり、ココナッツオイルは常温でもいい感じで白く固まり、扱いやすくなりました。逆に、水に流すと詰まるかもしれないので、「ペーパーを使ってゴミ箱に捨てる」はマストですね。

 鼻うがいに使う際には、綿棒の先に少しだけ掬い取って、上を向いて鼻にちょっと綿棒を入れておくと、オイルは体温で溶けて上咽頭に向かって流れて行ってくれます。口の方に流れてくるのはペーパーに吐き出してポイ。スッキリです。

 前にも書いたように思いますが・・・私は試したことは無いのですが、ノニジュースを同じように鼻や目(!)にチュッチュッと入れて鼻うがいに使っているというプロの歌手の方がいて、始めてからというもの上咽頭炎がすこぶる快調なんだとか。いいなあ~。

 私はアレルギー反応で喘息が出たら怖いので、ノニジュースにはチャレンジできませんけどね・・・💦サリチル酸がたっぷり入っていたとしたら、アスピリン喘息持ちには禁物です。

タイミングを捉え、勝負!

 さて、ココナッツオイルラブなもので、話がつい長くなりましたが・・・今回書こうと思っていた話はここからです。

 慢性上咽頭炎向けの直接の薬は今のところ無いらしいのですが、位置的に非常に近いのが副鼻腔。副鼻腔炎用の漢方薬には辛夷清肺湯(シンイセイハイトウ)などがあると知り、「地続きなんだし」と以前から気になっていたので、この際チャレンジしてみることにしました!

 この辛夷清肺湯、コロナに効くと中国では言われたとか。葛根湯も大人気だったそうですが、コロナ禍でいくつか人気を集めた漢方薬のひとつだったらしいですね。

 私も飲む気満々ですが「最近、これ以上は飲み込む錠剤の数を減らしたいってほざいていたのに」と自分でも突っ込みたくなります。でも、できればスッキリ治したいんですよ、慢性上咽頭炎は。

 幸い、今は慢性上咽頭炎の調子は良さそうです。激痛を伴うBスポット療法だけにはもう二度と戻りたくない一心で、あれこれ工夫の末に鼻うがいに励んできた成果が出ているのかもしれません。

 そこで、ここでブースター的に漢方薬の力を借りて、一気に慢性上咽頭炎から離脱できないか?と考えています。

 似たようなことは、喘息でやったことがありました。体調が上向いているのを感じてステロイドのパルス療法を主治医に懇願して期限を区切って取り入れたら、そこでグッと一段階喘息の症状が上向いて、そこから順調に回復し始めたのです。ほぼ寝たきり生活を脱するきっかけになりました。

 もし、漫然とそれまでの治療を続けていたら、あの悪いままだったかも・・・タイミングを捉えて思い切った勝負に出ることが大切だと、その時に感じました。

どの漢方が良いのかな?

 以前、医師から処方されて飲んでみたことがあったのは、葛根湯加川芎辛夷(カッコントウカセンキュウシンイ)でした。「体を温めながら鼻粘膜の充血、うっ血を改善し、鼻づまりを解消します」という漢方で、よく知られている葛根湯ベースで安心感がありました。

 一時的には良いような気もして、その後も市販の葛根湯加川芎辛夷の錠剤「ベルエムピK」も続けて飲んだりもしました。が、やがてイマイチかなと思い始め・・・でも、完全に止める訳でもなく、時々は飲んでみるのですが、そのたび「やっぱりこれじゃないのでは」感が募ってきていました。

 このベルエムピKを買った時に、ドラッグストアの薬剤師さんからチラシをいただいていました。チラシにはあと3つ、漢方薬が紹介されており、それが小青竜湯(ショウセイリュウトウ)と辛夷清肺湯(シンイセイハイトウ、商品名チオセルエース)、そして荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ、ベルエムピL)でした。

 

 小青竜湯は私の症状と合わないので最初から除外です。「ベルエムピK」と同じ売り場にあった「ベルエムピL」は、「炎症を鎮め、腫れを押さえることで鼻づまりを解消します。たまった膿を排泄しスッキリさせ、血行を良くすることで慢性化や反復性の症状を起こしにくくします」という荊芥連翹湯で、試してみました。

 より苦みと渋さが増して、ちょっと不味さがアップ。そして「良薬は口に苦し」を期待していたのですがやっぱりイマイチで・・・1瓶飲んで、止めました。

 残るは辛夷清肺湯です。チラシの売り文句には「熱を取り除き、炎症を鎮めると共に、鼻などの粘膜を潤しながら鼻の通りをよくします」と書いてあります。「あなたはどのタイプ?」チェックでも、「乾燥しやすい」「空咳が起こる」「鼻水はあまり出ない」「温めても変わらない」が自分にぴったりです。

 早く試したい!と思っていたものの・・・その店舗の売り場にはチオセルエースはいつ行っても無く、すごすご帰っていました。

チオセルエース&チクナイン、どちらも辛夷清肺湯だった

 しばらくはドラッグストアを見かけると、チオセルエースは置いてないかと軽く探していましたが見つからず、ネットで買うことにしました(最初からそうしよう💦)。

 そこで知った驚愕の事実。「え?チオセルエースってチクナインと同じ?どっちも辛夷清肺湯だったの?」という・・・マヌケですよね、笑ってください。チクナインでしたら、どこでも売っていましたよ・・・。

 もちろんチクナインはコマーシャルでもおなじみ、名前やパッケージイラストのインパクトも大、脳裏には刷り込まれていました。ただ「本当にひどい慢性副鼻腔炎に悩む人のための薬がチクナイン」というイメージだったので、自分には関係ないと思っていました。まさかあれも辛夷清肺湯だったとは。

 ということで、ネットでそのままチクナイン入手かと思われたところ、いくぶん安価なチオセルエースが無事に見つかりましたので、入手して飲み始めました。待望の辛夷清肺湯です。全快への期待は大きいです。また経過を書きますね。