マイナー病気録

思えば病院とは縁の切れなかった人生。こんな感じで向き合ってきました

疲れて粘液水腫? 2日寝込みました

咳き込まずに歌い切り(?)ました

 ブログ、真面目に書かないといけませんね!先月は、気づいたらもしかしたら1回しか投稿していなかったのかもしれません。前回書いた内容のこともあり、多少気分が上がらなかった、というのはあるにしても、だからといって1か月に1回では。「何考えてるの」と自分に突っ込みたいと思います。もう少し、ちゃんとやります!

 ということで、自分の体調について5月にどんなことを考えていたかと言えば・・・月初めの頃は、(こんな風にめまいから解放されるなんて、ほんの数年前だったら考えられないよね)でした。割と好調だったので、家族と久しぶりに外出した時に心地よい風に吹かれながら思ったのでした。

 めまいについては過去ブログからどうぞ。

toyamona.hatenadiary.jp

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 そして、月末に合唱団の定期演奏会に満を持して参加したのでしたが・・・結果オーライでしたが、当日の開演直前までヒヤヒヤの綱渡りもいいところ。周りにもご心配をおかけしてしまいました。

 もうね・・・自覚しないといけませんよ。私はポンコツ。他の鋼鉄のノドをお持ちの団員さんたちと同じように何かしようとするのはムリなんですよね。

 演奏会は日曜日でした。それまでに、喘息の調子を整えるように努めていたのですが、やっぱり歌を歌うこと自体が刺激になってしまうのか、吸入薬が合っていなかったためにノドが痛くて仕方なかった頃からの改善はめざましいとはいえ、まだ完全には治っていなかったので、数時間歌うと咳が止まらなくなってしまうのが常でした。

 あのエヘン虫、ノドに何か故障があるのか・・・でも、診ていただいても何でもなさそうなんだけれど。歌い出すと出てくるエヘン虫!困ります。

 ですから、練習のたびに「ああ、今日は咳き込まずに歌えた」「ダメだった」を繰り返し・・・当日も(第1、2ステージまではともかく、第3ステージは?咳が出ちゃうよね・・・)と心配を抱えたままだったのです。

 当日は朝から会場設営の割り振られたお仕事を時間に追われながらこなし、そこでも体力をしっかり使ってしまい、ポンコツの私には結構響く話。そして、迎えたリハーサル。口パクにすべきだった、いや、お休みすべきだったのかも!と後から思いました。

 リハを軽く済ませたいと考えるのは私だけではなかったのですが、しっかり声を出せ(!)と先生は無情にも団員に厳命。結局、先生の迫力についつい歌ってしまい、リハーサルで私のノドは「終わった」感じになりました・・・ああ。

 (このままじゃ、すぐにも咳が出てしまいそう。どうしよう、吸入薬を使おうか?でも、それで声が出なくなったらどうする?)と悩んで団員さんの中の、相談に乗ってもらっていた薬剤師さんに相談すると「いいと思う。うがいするか、何か飲んで食べてね」とのことで、オルベスコを朝の通常の吸入に追加する形で、開幕前のランチ直前に慌てて吸入しました。

 この吸入が良かったのか・・・トランサミンムコダインも昼食後に飲んだのが良かったのか・・・高音は発声できなかったものの、咳込むという最悪の事態になることなく、終幕までステージに立ち続けることができたのでした。ヤレヤレ😥

 「咳が出始めたら、楽譜で顔を押さえるしかないですよね」「咳が出て止まらなくなったら、ここから降りてひな壇の後ろに隠れようかと思って」と真剣に隣のディーバ団員さんに相談して、「気をつけてね」とその美しい眉を顰めさせてしまっていた私。余計なご心配をおかけして申し訳ありませんでした!

 見に来ていた家族からも「ああ、最後まで歌えて良かったね~」だけでなく「なんだ、大丈夫だったじゃない」とヒヤヒヤして損した!と言わんばかりのコメントを頂戴したのでした。

ギリギリだったのはノドだけじゃなかった

 ステージから降りた時に、異変を感じたのはガラガラ声のノドだけでなく、足というか脚。両方でした。

 普段は座り仕事の私が、その日は朝から立ちっぱなしか冷や汗をかいて走り回るかで既に7時間が経過していました。疲れていました。特に、ステージ上では微動だにせず立って歌う状態です。それが公演中はずっと続くのです。

 足がパンパンになって、舞台用のハイヒールがキツイので舞台から降りたとたんに靴を脱いだ私でしたが、着替えて片づけをしていた時に、脚のスパッツが異常にきつくなっていたことにようやく気づきました。

 迎えに来た家族も、「脚が・・・あれ?変な靴履いてる⁈」と変形した靴のせいにしそうになったほど、両脚全体、とくにふくらはぎ以下が異常に浮腫んではちきれそうになっていました。弾力性のあるスパッツなのに、足首部分から指を入れることが既にできず、キツキツで破けそうでした。尋常ではありません。

 家族は、口には出しませんでしたが「脚がゾウさん化してる!」とその時思ったそうです。お鼻の長い、あのゾウさんです。

 ハッとしました。やばい、甲状腺の方を忘れていた・・・!

 甲状腺機能低下症の私は、浮腫みだすと、病的に浮腫むのはいつものこと。その日は暑い日で汗もかいていました。大変だ!これはまずい!と思いました。

甲状腺機能低下症、薬の量を自己調整

 ネット上では、「ナースさくらこの橋本病ナビ」(橋本病ナビ (aranonji.com))という中に、看護師さんの書いた以下のような文がありました。

 橋本病のむくみの原因は、甲状腺ホルモンが足りなくなり、甲状腺の機能が低下してしまったことです。

 ですから、チラージンを医師の処方通りきちんと服用して、甲状腺ホルモンの値を正常に近づけることは、むくみ解消に一番効果があります。

 ただし、自分の適量のホルモン剤の量がわかっても、残念ながらいつもコントロールがうまくいくとは限らないのがこの病気です。

 一度ホルモン剤の量が決まると、その決まった量を補っていくわけですが、その時の体の状態によってその量では足りないこともあるんです。

 長くこの病気と付き合っている人は、その時によって急にむくんで体重が増加したり元に戻ったりを繰り返している人もいます。(橋本病でむくみがひどい!どうやって解消したらいい? (aranonji.com)

 夏になると、浮腫みがちになりませんか?浮腫みと言っても通常の物ではなく、甲状腺機能低下症の場合、粘液水腫というもの。それが私はいつもつらくて、処方されたチラーヂン錠を実はこっそり増やして飲み、調整していました。

 なぜ勝手に増やすのかと言えば、お医者さんに相談しても甲状腺ホルモンの値が「基準値内だから」ということで、寝込むほどの不調でも、取り合ってもらえないことが多いからです。

 でも、勝手に増やしていいの?と実は思います。本当は、処方薬なんだから、お医者さんにきちんと理解してもらった上で増やして飲みたいです。

 そもそも、私は甲状腺ホルモンの値が「基準値内だから」と慢性甲状腺炎がいつまでも見つけてもらえずにたらい回しになり、治療開始が数年遅れた過去があります。それはそれはつらかった。ずっと寝たきりです。それを、専門医でようやく見つけてもらえた。なのに、なぜ毎回似たようなことを繰り返さないといけないのでしょう。

 見つけてくれたお医者さんは、人間的にはなんと最悪。以前もブログに書きましたね。でも「基準値とは少しずれているだけで慢性甲状腺炎だ」と診断してくれたので、治療が始まりました。それでチラーヂン錠を飲み始め、尋常ではない浮腫み、その他悩みの症状から回復できたのです。

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 ただ、一定量のチラーヂン錠を飲み続けるだけでは、細かい体調変化に対応できていないのですよね。上の引用文でアンダーラインを引いた部分にあるように、患者の感じる症状的には明らかに足りないのに、医師のフォローが無い。

 こうなっているのも、短時間での流れ作業的な診察だからかもしれませんね。大きな病院ならではなのか・・・小さいクリニックの方が良いのでしょうか?でも相性のいい先生がすぐに見つかるとは限らないし、病院を変えるにしても難しいところです。

 今回も、日曜日の演奏会の当日夜に五苓散を飲んで、翌月曜朝もはかばかしい状態ではなかったので、五苓散だけでなく、えいやっと多めにチラーヂン錠を飲みました。自己防衛の策として。

 月曜も火曜も多少の家事の他は寝ているしかありませんでしたが、水曜には浮腫みも改善してきて何とかだるいながらも起き上がれるように。それでもやたら眠いのでたくさん寝た結果、木曜には外に出られる状態にまでやっと回復しました。3日潰れたんですね。

 ああ、戻って良かったー。長時間寝たのも良かったのでしょう。浮腫みが消えて、体が軽いです。もう大丈夫。

 喘息に気を取られていたとはいえ、今後は動き過ぎに注意します。前述の「ナースさくらこの橋本病ナビ」によると、とにかく代謝を上げて浮腫みに対処しましょう、ということらしいですね。

 けれど、この「持病その①喘息」「その②甲状腺機能低下症」をどう周りにご説明するか・・・自分だけタスクを背負えないということになります。下手すると「その③」「その④」もドミノ式に出てくることもあり。それは今後考えますか・・・。