マイナー病気録

思えば病院とは縁の切れなかった人生。こんな感じで向き合ってきました

コロナ、オミクロン株が心配で

イベルメクチンの大村博士が本を?

 イベルメクチンによってノーベル賞生理学賞・医学賞を受賞されたことで知られる大村智博士が、最近本をお出しになっていたんですね。タイトルはずばり・・・

『イベルメクチン ; 新型コロナ治療の救世主になり得るのか』

・・・だそうです。

 今日は大阪でオミクロン株の国内初の市中感染が確認されたと、NHKのニュースでも言っていました。むくむくと心配が心にもたげて、ググってみたら博士が本を出されたばかりだと知りました。今月1日付みたいですね。

 Amazonイベルメクチン ; 新型コロナ治療の救世主になり得るのか (河出新書) | 大村智, 大村智 |本 | 通販 | Amazon)で見ると、医学カテゴリで既にベストセラー1位を獲得とのこと。私みたいに心配がもたげた人たちが多かったんでしょうね。当たり前です。

イベルメクチンはどのような薬なのか? そして新型コロナ治療・予防薬としての効果はあるのか? 世界で進む治験や使用状況を、大村氏を中心に科学者やジャーナリストが徹底解説!

 ちゃんとした出版社から出された新書で、しかも著編者はノーベル賞受賞者なんですから、胡散臭いナンチャッテ論が書かれている訳ではないことは明らかですよね。Amazonサイトからは試し読みもできるので、目次全体を確認することができました。

 さっそくレビューに書き込んでいる人たちもおいでだったので、拝読すると・・・価格について指摘しているものがあって、確認したら驚きでした。

 なんと、定価はよくよく見ると「935円」と小さく書いてあるのに、Amazonの画面ではうっかりすると同じ新品を1600円で買わされてしまう人もいるんじゃないかと思うような表示になっているんですよね。それ以上の価格を付けて売っている書店もあり、まさにびっくりでした。

 それだけ、オミクロン株の市中感染の拡大を恐れる人々の心配を反映して、この本は売れるだろう、価格が上がるだろうと見込んでいるからなんでしょう。

 本屋さんを含む出版業界が大変なのは聞きますけれど・・・ただでさえイベルメクチンというかコロナを巡っては、製薬会社やその関係機関や政治家の思惑に基づく駆け引きが駆け巡っているようで、一番聞きたい科学者の声があまり聞こえてこず、聞こえても歪められて伝えられているような気がしています。

 そこに、科学者の書いた本までもが業者の我田引水のネタになっているのかと思うと恐ろしい気分になりました。

 でも、電子書籍で読めばそんな心配もなさそう。私はそちらにしておこうかなと思います。