マイナー病気録

思えば病院とは縁の切れなかった人生。こんな感じで向き合ってきました

初骨折だそうです→違いますよ

 土曜日、家族が車椅子バスケットボールのボランティアに元気に出かけて行ったと思ったら、左手小指を骨折して帰ってきました。

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小指です

 あんなに張り切って行ったのに、あからさまにしょぼくれて。それはもう、あーあ、ですよね。

 駅に迎えに来てと言うので慌てて行ったら、想像通りの包帯姿です。荷物を持ってあげようとしたら、ウエストバッグ程度しかなかったのでちょっと拍子抜けしましたが、その小さなバッグさえ、持っていると響いて痛かったらしいです。

 まあ、そうですよね。痛いですよね。骨が折れたんですから。

 実は、家族は「ヘパーデン結節」といっていくつかの指の第一関節が腫れて痛いと言い、整形外科にリハビリで既に通っているんですよね。それなのにどうして車椅子バスケを自らやってしまったのか・・・ボランティアとして、サポートするだけかと思っていましたが、体験会だったんですって。

 リスクを冒した結果、本人は「突き指」しただけかと思っていたそうです。ヘパーデン結節で痛む個所を、さらに突き指してしまってたらどうするつもりだったんでしょうね。でも、違う指だったみたいです。

 なんだか余りにも無防備と言うか、正直ちょっと呆れてしまうのですけれども、起きてしまったことは仕方ないです。これまで、散々体調を悪化させて心配をかけてきたので(腹部の手術の時には、寿命が10年は縮んだとよく言われます)、文句も言えません。お互い様ですね。

 家族は、最初は「あれ?」と思う程度に痛みを感じて、ボランティアを終えて仕事場に行った時点で徐々に腫れてきたので、土曜日も診てくださる整形外科を探して帰りに受診したとのこと。

 そこで骨折がわかり、固定してもらったのは良いのですが、痛み止めはもらわなかったんですね。駅で会うと、家に帰って早く飲みなれた鎮痛剤を飲みたいと言っていました。

 あー、それなら持参すればよかったです。「持っていった方が良いものはある?」と聞いたのに、「ない」と言うので・・・。

 本人は「考えてみたら、人生で初の骨折だ」と言うのだけれど、いやいや、確か中学か高校時代にゴールポストに激突して前歯2本を折っているはずだけれど・・・その時、顎の骨は無事だったということなんでしょうか。でも、そもそも歯を根元から2本も折っているのに、骨折の範疇には入らないんでしょうか?

 そうでした、骨折してましたよ! 交通事故に遭ったことがあるんですよ。その時に、左足を骨折したのをすっかり忘れてますよ。

 あの時、細い道を歩いていて、後ろから来た車に左足を轢かれたのでしたが、その瞬間、家族は「あれ?ガムでも踏んだのかな」と動かなくなった足を訝しんで振り返ったら、左足が車に挟まれていたそうです。

 車はスピードが出ていなかったんですが、運転手は90歳のどこかの社長。「もう90だから許して」と言い出し、家族にバレたらもう運転できなくなる、警察に通報しないでと泣き落としにかかったそうです。

 弁償するからと約束するのでちょっとほだされそうになったら、かえって当たり屋だと思われたのか、会社の人たちが強気に出てきたので頭に来て家族は警察に通報。「同情してそんな話に乗らず、さっさと通報してくださいね」と警察に叱られたのでした。

 痛みに鈍感で治るスピードも私に比べて驚くほど速い家族は、確かサッサと治ったはず。それで忘れちゃってるんでしょうか。

 そういえば、ひどい交通事故に遭った経験のある方にお聞きましたが、首から上の頭部の骨折はあんまり痛くなかったとか。それなのに、ケガ部分の形成手術に使うために腰の骨を一部切りとったら、そこが痛くて痛くてびっくりしたんだとか。

 人間の体は不思議ですよね。頭部のケガには鈍感にできているのでしょうか。

 でも、今年に入ってから私も左足の小指をどうやら骨折していたらしいのですが、あまりそこまで痛みを感じずに済んだような。足なのに?

 足の小指は、1.5Lのペットボトルを落としてしまって、しばらくは少し腫れ、向きによっては結構痛かったです。カイロプラクティックの先生に「これは折れているようだから、整形外科に行ったほうが良い」と指摘されていたのでしたが、1週間程度は腫れていたもののテーピングで固定していたら支障があまり無かったので、そのままにしちゃったのですよね。

 他の「持病転がし」に忙しくて、さらに別の医者に行くのも気が進まなかったと言うか・・・いつも整形外科は「湿布も貼れないし、鎮痛剤も飲めないのでは、やることが無い」状態で帰されるので、時間をかけて出向く意義が薄いと言うか・・・。

 行きたくないと思うと、理由はすぐに見つかりますね💦

 それでも、コロナが無ければちゃんと受診したとは思うのですが、痛みがさほどでもないから「まあいいか」と。でも、今回、家族はあれだけ痛がっているのに、私があまりにも鈍感にも思えます。

 小学4年生の春休み初日に両足の甲の部分を骨折した時は、もう痛くて痛くてべそをかきながら夜も眠れなかったのでしたが・・・確か、1週間近く、痛みで夜中にうなっていました。

 昼間は気も紛れることもあるのに、夜に横になると、痛みに気持ちが集中してしまうのでしょうか。痛さが5割増しになる気がしました。

 もう、あの頃は鎮痛剤があまり飲めない体質だったのか、痛み止めは飲ませてもらってなかったか、そうでなければ効いていなかったのかもしれません。両足はギプスでしたが、湿布はどうだったか・・・そこら辺はおぼえていないですね。

 痛い上に、姉の卒業式には両手で松葉杖をついて参加する羽目になったので、変に目立ってしまってとっても恥ずかしかったことは思い出します。

 しかし、今年の足の小指のケガと非常に近い箇所にもかかわらず、子ども時代の骨折は痛くてたまらず、大人になっての骨折はさほどには痛みを感じない。こんなことがあるんでしょうか?

 骨折の範囲とか、ひどさが違ったことは確かなのですが。何かちょっとモヤモヤしますね。

 とりあえず、家族は鎮痛剤が効いている間は痛みを感じずに済んでいるようで、昨夜もよく眠れたそうですし、今夜ももう眠っています。寝る前に「鎮痛剤は偉大だ」、飲めない私のことを「かわいそう」と言っていました。

 コロナのワクチンも打てないし、痛み止めもろくに飲めないし、使える抗生剤などの薬物も限られてしまうし・・・プリミティブな単純な作りの薬なら、チャレンジしやすいみたいなことを主治医が言っていたような・・・。

 私は現代医学に置いて行かれているような。ずいぶんと昔の時代を生きているような状態にあるってことなんでしょうかね。うっかりケガもできません。