マイナー病気録

思えば病院とは縁の切れなかった人生。こんな感じで向き合ってきました。セカンドライフ、移住します。

イレウス気味でした💦

 このブログのスタートでも書いたのでしたが、しっかり眠るって大切なことですよね。睡眠不足になると、やっぱりアチコチ不調が出るような気がします。それがわかっているけれど、文章を書くには夜中が私は集中できて書きやすいので、寝るか、書くかで迷います。

 ちょっと記事が前後してしまうのですが、先月の前半は寝不足がたたり、不調でした。

 締め切りの迫っていた仕事が2本あり、1本目を集中して書き終えたところでハッと気づいたら、夜中にお腹がかちんこちんに固まっていました。ああ、まずい、やっちゃったかな・・・後悔先に立たず、腸閉塞(イレウス)気味になってしまっていました。

 もう20年ぐらい前、お腹の手術を2度やったあと、ご多分に漏れず私も癒着性のイレウスになり、苦しみました。それ以来、隠れた持病です。うっかり気を緩めると、ひどい目に遭います。

 初めて腹腔鏡手術を受けた時は、骨盤腹膜炎との診断で、手術してみたら腹腔にあった内臓は全てひとまとめにすっかりくっついていたそうです。

 一つ一つ切り離すのに時間がかかり、手術時間が予定よりも倍近くオーバーして麻酔が最後の方は切れ(!!!)、尋常でない痛み・苦しみを味わうことになった経験は、忘れることができません。

 アレルギーの関係で、普通の麻酔が使えなかったんですよね。うんと少なく使ったとか、医療用のモルヒネを使ったとか、そんな話だったと思います。だから、手術が延びたことで、麻酔が足りなくなっちゃったんですね。

 それに、普通なら使える腰椎麻酔も入れてもらえなかったのでした。

 手術の最後の方は、激烈な痛みで目が覚めるけどすぐ痛みで気を失って、というのを数回繰り返した覚えがあります。まるでマンガみたい。足をバタバタと大暴れして、暴れる私を抑えようと苦労していた看護師さんを、私は蹴りまくっていたそうです。

 嘔吐もひどく、土気色の顔色をしている私が術後に運ばれていくのを見た姉は、包んでいたお見舞いの額を思わず1万円から5万円に増やしたと言っていましたw 

 私が蹴り飛ばした看護師さんにも、母がこそっとお詫びの品を後でお渡ししたらしいです。

 そんな状態でよくまた2度目の手術ができたと思いますが、その時は開腹手術で、炎症部分をきれいに取り除くとともに、また癒着に取り込まれていた尿管やら内臓を丁寧に切り離していただいたと聞きました。

 腹腔内全般に炎症が広がっていたわけですが、原因は何だったのか・・・はっきりしなくて、日和見感染とか言われたのでした。

 もちろん、前回の手術で指摘されていた子宮内膜症と子宮腺筋症もひどかったんですが、盲腸からの炎症ではないかと盲腸を切除して、腹腔壁の蜂窩織炎でもあるとかも、言われたのでした。

 卵巣も、機能性の嚢腫で、大きくなったり縮んだりを繰り返して。大きくなっている時期は周囲に響いて痛くて堪らないのですが、「まわりに癒着しているから卵巣が腫れても茎捻転にはならないのが良いところ」なんてお医者さんは言ってましたね。

 この時に、そんな状態なら私としては子宮も卵巣も取り除いてほしかったのですが、まだ30代だからとそうしてもらえなかったのが本当に心残りでした。

 そこで取ってくれていたら、その後も子宮筋腫が4つもできましたし、手術後にずるずる苦しむこともなく回復も早かったのではないか、QOLはここまで悪くなかったのではないかと思うんですけれどもね。

 手術したのに、と言うか、手術したからと言うべきか・・・その後、癒着性のイレウスになり、入院することになったのでした。

 何かお腹が変、という予感はあり、歩けば回避できるかと、勤務先から延々自宅に向かって歩いたこともありました。ムダに疲れただけだったみたいでしたが。

 入院することになって、「3度目の手術は絶対に嫌だ」と言ったので保存療法に。たまった胃液などを出すための鼻から喉を伝って胃に至るチューブが、喘息で過敏な喉を刺激して咳が出てしまうことになり、これはこれでまた苦しくてたまらなかったのでした。

 それ以来、イレウスになりたくないので意識的に体を動かすようにしてきたつもりです。でも、集中して作業をしていると、動くのを忘れてしまうんですよね。気を付けなきゃいけないのに。 

 今も私の内臓はしっかり癒着している部分があり、その癒着が馬の手綱のように機能してしまうため、動いている腸が「ヒヒーン」と手綱で引っ張られてピタッと止まってしまうらしいです。

 あの日は、それまで使っていた机と椅子ではなく、窓際の座椅子に座ってパソコンに向かい、ほぼ1日中座り込んだままでした。思考の波がうまく回転していたので一気に書き上げてしまいたかっただけなんですが、お腹には良くなかったです。

 前にもらっていた薬(ガスモチンプリンペランガスター)があったので、それでやり過ごしつつ、2本目の仕事は立ったまま、足を動かしながらパソコンを打てるようにして、仕上げたのでした。

 歩いたり動いたりは大事ですね! あ、まず大敵なのは睡眠不足でした。