マイナー病気録

思えば病院とは縁の切れなかった人生。こんな感じで向き合ってきました

めまい回復の仕上げ、カイロプラクティックを体験

「万能」テニスボールでマッサージ

 ここ1、2か月はまっているのが「テニスボールでマッサージ」です。頸椎専門のカイロプラクティックで教えてもらいました。

 これが万能で・・・本来の使い方じゃなくてテニスボールには悪いんですけれど、私も家族もはまって、ボールの取り合いを避けるために名前をマジックで書いてます。

 寝る前に横になったら、体の下にボールを入れて、ちょっとゴロゴロするだけ。凝っているところにピンポイントでちょうどいい刺激になってくれます。

 亡き愛猫が、私の背中や腰の上を歩いてくれた時よりも、少し強めです。

 股関節周りのマッサージが良いと聞いて、どうやったらいいのかなと前から思ってはいたんですけど、寝ながらおしりの下にボールを1つずつ左右に入れて、膝をぐるぐる回すと、もうバッチリほぐれていきます。

 ストレートネックを超越したスワンネックとの指摘を受けていた首も、教えてもらった通り、テニスボールで毎日コリを取っています。

 寝たまま、ダラダラしながらできるのがちょうど良いです。

 1.5リットルのペットボトルを首の下に入れて30分寝る、というリハビリも教えてもらった通り続けてきましたが、個人的にはテニスボールの方が良いですね。

 このテニスボールマッサージを始めてから、全然使われなくなってしまった我が家のマッサージ機。まだ去年いただいて、使い始めたところだったんですけれど、もったいないです。

きっかけは「ふわふわめまい」治療

 このテニスボールマッサージを教えてくださった頸椎専門カイロプラクティック、行くようになったきっかけは「ふわふわめまい」・・・PPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい Persistent Postural-Perceptual Dizziness dizzy.pdf (niigata-u.ac.jp))です。

 昨年すごく悪化した「回転性めまい」からようやく脱却できたと思ったら、いつの間にかなってしまっていました(回転性めまいの話はまた書きます)。

 そのPPPDを知ったのは、今年になってからです。めまい友達の1人から、私が通院していた「めまい専門外来」はPPPDを扱っているかと聞かれて、改めて調べてみて知った次第。

 私は、自分のめまいは回転性めまい以外の何物でもないと考えていたので、PPPDについては当時、全然関心が無かったんです。まさか隠れていたとは思いもせず。

 さて、PPPDについては、私が診ていただいためまい外来の先生は、フタを開けてみたら自著でも最初に取り上げている程で、さらに関連ありとして首の血流にすごく注目されている方でした。

 そのめまい外来の先生にも、初診の時から「首が変」「ストレートネックがさらに高じて、前後反対側に曲がっちゃってきてる」と驚くようなことを言われていました。

 首が前後反対側に曲がってるって?どういうこと?かなり焦りました。

 ストレートネック、とは他の整形外科でも多分5~6年前に言われたことがあり、でも、そこでの治療というかリハビリでしたけど、頭を引っ張るだけ。で、なんだか全然良くなってこなかったので、半ば仕方ないと諦めていたんですよね。

 まさか、ストレートになった上に、さらに反対側にも曲がるんですか・・・恐るべし。

 ということで、回転性めまいの治療が落ち着いてきたところで、頸椎専門のカイロプラクティックを探して、頸椎の調整をしてもらうようになりました。

 そのおかげで、PPPDは良くなってる実感があります。あくまで私の場合ですけど。

頸椎カイロプラクティック、初回での驚き

 初回は驚くことばかり。すごく微妙な手技なんだなと感じたのがまず1点。

 首だけを診るのかなと思ったら、背骨を下の方から1つずつ全部チェックしていって、ここズレているとなると、ちょっと指に力を入れてクンって位置を直していくだけなんですよ。

 ズレている個所は、触れられてみると「そこです!」という「痛いけど気持ちいい」ポイントなんですね。パズルのピースのように、それがちゃんとはめられていく心地よさ。ああ、もっと早く来たかった、が正直な感想です。

 若い頃に、バンバンガンガンと力まかせに背骨回りを押しまくる整体を経験していただけに、この微妙な、静かな中での精密作業というか、そんなに力を入れてもいないような手技で本当に治るの?と最初は半信半疑だったんですけれどもね・・・。

 背骨から始まっていよいよ首に到達して、頸椎の上から4つが捻じれて歪んで固まっているらしきことがわかりました。自分でも指で触ると、確かに後ろ側に首の骨が湾曲して出っ張っていたんです。

 特に、右側の首の付け根の上から2つの頸椎が変な位置になっていたのは、調整してもらったとたん、いきなり痺れが来たのでわかりました。

 痺れというのは、アレです。ずっと正座をした後に立ち上がると、急に足に血流が戻ってきてジーンとなりませんか・・・まさに、アレが私の首で起きた感覚でした。上2つの歪みが直ったことで血が流れ始めたんです、その劇的な感覚がありました。

 反動でめまいが悪化しないか心配だったんですが、大丈夫でした。

今、めまいを忘れている

 首の歪みを1回ですっかり調整してもらっても、長年の形状記憶ですぐに元に戻りたがるそうなので、戻らないようにしばらくはちょこちょこ通って調整を続けてもらいました。

 順調に治ってきたのも、首に1.5リットルのペットボトルを当てて30分寝るリハビリを、真面目に続けてきたからだとお褒めにあずかりました。

 今は、通うのも月1回。

 その間は、先生の手技をまねして軽く指で整えたり、ペットボトルを首枕に横になったり、やさしくテニスボールでマッサージしたりでキープ。今のところいい感じです。

 プラスして、背骨と連動する肩甲骨の動きが良くなるように、肩甲骨を寄せて腕を上下する運動を毎日30回続けています。

 そうこうしていたら、めまいを忘れていられて・・・1年前、回転性めまいの悪化で「ずっと寝たきりなのか」と泣いていた惨状を思うと、信じられないです。

 今、こうやってパソコンに向かってブログを書けるようになったのも、パソコンを凝視しているとお決まりだったはずのめまいが、始まらないからです。

 幸せなことです。