マイナー病気録

思えば病院とは縁の切れなかった人生。こんな感じで向き合ってきました

じんましん、長ーいつきあい

じんましんを「無視」する毎日

 鼻うがいの後に、ココナッツオイルを鼻の中に塗る方法。前回書いてから、続いています。なかなか良いんです、ホントに。これは私にとっては当たりなのかもしれません。うれしい。

 何かとお医者さんにかかってばかりなのも気が引けるので、その前の「自分なりの対処法」を何とか見つけて日常生活を送ってきたわけですが・・・どうしようもないまま付き合いが続いているのが、慢性じんましんだと思います。

 物心ついた頃には、既にじんましんと共にあった私。まさに半世紀。堂々たる慢性ぶりです。

 とはいえ、皮膚疾患としてはさらに厄介だった、全身いぼが学齢期途中で消えたので、じんましんについては痒くて厄介だとは思うけれども、まあ、マイナーな存在。常に身近にあったからか、周りが驚いても本人には当たり前すぎて、あまり「気にしないでいた」こともありました。

 「気にしないでいた」だけであって、「気にならなかった」わけじゃないんですよね、痒いから。でも、気にしたり掻いたりすると、さらにじんましんって悪化するじゃないですか? 

 だから悪化させないようにするには、薬を飲んだり塗ったりちゃんと対処した以上は、無視するのが一番。気にしない気にしない、と言い聞かせていたのが身についたってことだと思います。

 でも、そうして無視していても、人から指摘されちゃうんですけれどね。

失敗談。築地のイカそうめんはおいしかったです

 これは20年以上前の失敗談ですが、築地で法事があり、法事の後に親族と食事をしてから会社に行った時のこと。せっかくの築地ですし、食べたのはとっても新鮮な魚介類でした。

 半日潰れたので、急がなくちゃとコンピューター端末に向かって仕事に没頭し始めたところ、しばらく経ってから「あわわ」と同僚が騒ぎ始めました。

 気づけば、顔の半分以上が盛大にじんましん。まさにお岩さんのような状態になっていました。

 もちろん、首筋は真っ赤、外に見えない上半身、お腹周り、膝ぐらいまでワーッと赤くなって丘疹って言うんですかね、硬い盛り上がりができていました。それなりの痒みも、ありました。

 でも、その時には唇は多少腫れたけれども呼吸困難になるわけでもなく、作業を普通に続けることができたので、私としては「大したことはないだろう、ちょっと出ちゃった」ぐらいの気持ちで「無視」していました。

 法事の席で目の前に出されてしまったイカそうめんが流石においしそうで、がまんできずに「まあ、ちょっとなら薬もあるし大丈夫だろう」(←意識が低すぎ、良い子はマネしないでください)と食べちゃったんですよね・・・。

 新鮮だったからこそアレルギー症状も激しく、しまった、とは思いました。

 さて、いつもの抗アレルギー薬をパッと飲んで、遅れていた作業続行です。

 薬のお陰で段々と症状も消えていったし、私も騒ぎもせず仕事に邁進していたので、まわりも「ああそう」みたいになってザワザワも引いていきましたが、「びっくりしたよ」と後で言われました。

 この「築地イカそうめん事件」は、33歳でアスピリン喘息を発症する以前のこと。20代後半だったかも。この意識の低さのせいで、アレルギーマーチが一段と進んだのかもしれません。

更年期だからかな?

 こんな感じで失敗もありつつ、だましだまし来てしまった感がありましたが、根本的に治りたい気持ちはもちろんあります。

 今のところ、欠かさず毎日抗アレルギー薬を飲んでいるだけ。何とかならないものかなとはいつも思っています。ただ、他の病気治療が忙しくて・・・他の薬をたくさん飲んでいるから、改めてじんましんのために何か飲むとかは躊躇しますよね。

 「アレグラを飲んじゃえば治まるんだし、それが一番簡単かな」と思っちゃってますね。主治医もそう言いますし。

 ただ、ここ1年くらい、ちょっとアレグラを増やさないとダメな感じです。

 アレジオンだと1日1錠でいいのですけれど、アレグラだと朝晩飲むのが大人の適正量ですよね。私の場合、できるだけ減らしたいので、主治医とも相談して、いつも1日1錠、朝に飲むだけに長年してきていました。

 それでギリギリ、誤魔化してこられました。

 ところが、なんですよね・・・この1年、体力が落ちたのか更年期だからか、朝晩飲んで血中濃度を上げないと、ちょっと近所へも出歩けません。

 歩けない、というのは、5分も歩けば両脚にじんましんがMAXで出てきますし、手を振って歩くからか両腕もすごい。

 起床の段階でも既に、既に掌や首回りを中心に全身がうっすら痒いし、膝回りも、あれ?なんでこんなところに?というミミズバレがあちこち見つかります。

 顔面では眉の付け根あたり、いつもかなりの痒みスポットとなる左ほほ中央。手首やひじの内側周辺、下着の当たっているところ、後頭部の下の方など、どこもかしこも痒ーい赤い丘疹が簡単に広がっていきます。

 先日、入浴してうっかり気持ちよく体を洗ってしまい、ハッと気づくと、全身じんましんが広がり、まっかっか。さすがにギョッとしました。ここまで出るか・・・。

 唇がタラコのようになって、粘膜が腫れ始めると呼吸の妨げになりますから怖いですが、ちゃんと喘息の方のステロイド吸入はしているからか、そこまでは行きません。

 だけれど、じんましんが全体に底上げされていると言うか、悪くなってるのは確かみたいです・・・。

 ちょうど節食に努め、更年期の体質改善に取り組んでいる時でもあるので、良くなる前の過渡期だと信じたいところです。

悪あがき的に、何に取り組もう?

 さて、どうしましょう。抗アレルギー薬の他に、小さい頃飲まされていたハトムギ茶、ドクダミ茶も復活させましょうか。

 ホメオパシーだと「ウルティカ」が特効レメディだとか。

 漢方薬だと何がいいのかな?と思い、ググってみました。

腫れて痛みや膿のある皮膚疾患、じんましん、化膿しやすい皮膚炎、水虫には十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)という漢方薬が効果的です。漢方薬の名前にも入っている通り、配合されている10種類以上の生薬が相互に働いて、解毒を促します。("じんましん(蕁麻疹)体質の改善法とおすすめ漢方薬|カンポフルライフ by Kracie "

 

 「十味敗毒湯」は初めて聞いたような気がしますね・・・以前、勧められたのは違うものでした。個人差があるし、他の病気との兼ね合いもあったのかもしれません。めまい発作等々も落ち着いたことだし、主治医に相談してみようかなと思います。