マイナー病気録

思えば病院とは縁の切れなかった人生。こんな感じで向き合ってきました

水泳のデメリット・・・冷えました!

 先日のブログで水泳を絶賛しましたが、そういえばデメリットもありましたね・・・体が冷えるんですよ。

 冷えても当時はケアもしていなかったので、生理痛がきつかったのも、もしかしたら影響があったかな?と今更ながら考えます。

 高校の部活で水泳を始めてびっくりしたのは、男の部長がどこで調べたのか誰かに聞いてきたのか「水の中では括約筋が閉まるから、生理中でも大丈夫」と主張して、女子部員に泳がせようと促したことでした。

 いや、ダメですから。タンポンを使っても、試合で全力で泳いでしまうと生理のことなんかに意識が行かないからダメですから。

 部長自体は怖かったけれど、その発言については大して強制力がなかったので、確か生理中は基本的に泳がなかったと思うんですけれど、一度、大会当日にバッティングしてしまって、仕方なくタンポンを使って泳いだことがありました。

 ウォーミングアップと本番の2本ぐらい泳げる、大丈夫と思ったんです。

 6月だけれど、雨交じりの寒い日でした。

 何とか泳いですぐトイレに直行したんですけれどもね・・・その後、出血量も多いし、ひどい生理痛に襲われ、七転八倒の苦しみでした。

 言葉を発することもできずに、脂汗を流しながら冷たいコンクリートの上に体育座りでミーティングの場にいたことを覚えています。滅多に話しかけてこない同期男子が「おい大丈夫か?」と心配そうに言ってきましたね。

 その後、どうやって帰ったか覚えていません。

 ミーティングの時には水着からジャージに着替えていましたが、すっかり体も、腰回りも冷えていたと思います。

 あの日が約40年にわたる、毎月の生理痛との戦いの火ぶたが切って落とされた日でした。

 不健康まっしぐらで生きてきた私からすると、それでも、そんな痛みを上回る健康効果が水泳にはあったのは確かでした。

 それに、水泳で体が日常的に冷えることが生理痛に良くないんじゃないかなんてその頃は結び付けもしなかったですし、当時は「生理痛は病気じゃない」と信じ込んでいたので、そのまま水泳は続けました。

 でも、今思うとね・・・体の冷えない、他の陸での運動にすればよかったのではないかとちょっと思うんですよね。

 せめて、泳いだ後はジャグジーとかお風呂に入るとか、体を温めるケアはしっかりとすべきでしたね。高校の部活じゃ無理ですけど。

 生理痛に毎度苦しむようになって、就職してから鍼灸師さんに診てもらって、しっかり温めることがとても大事だったと指摘されたし、実際に腰回りにお灸をしてもらうとか尾てい骨の上あたりにホカロンを貼るように言われてやってみると、苦しい痛みも何とかやり過ごせましたもんね・・・。

 それでも無理で、動けなくなって婦人科に運んでもらったこともありましたが、やっぱり温めることが本当に大事だったと実感するようになりました。

 そうそう、今は低用量ピルが生理のコントロールに使えますよね(お医者さんに行けば処方してもらえるんですよね?)、いいなー、私も早くから使えたらよかったと思います。

 それと漢方薬。偶然、大正漢方胃腸薬が実は生理痛にもすごく効くことに気づいたのも、ずいぶん経ってからでした。

 何人もの生理痛で苦しむ女子に、「試してみない?」と携帯している漢方胃腸薬とホカロンをお譲りしてきたけれど、このセットは百発百中でした。

 アレルギー関係で市販の鎮痛剤が飲めないので、こういった「やり過ごし方」が、早くにもっと知りたかったです。

 子宮内膜症とさらに子宮腺筋症、子宮筋腫卵巣嚢腫等々とその後婦人科の病気も色々と経験することになってしまったけれど、高校時代の生理痛の洗礼を受けた時に、すぐにピルを使い始めていたらどうだったんでしょうね?

 性教育もそうですけれど、ピルに対しても変な偏見がこの国にはあって、それに阻まれて・・・それでずっと痛かったんですねー、私。

 つくづく思います。性って、男には「快楽」なんでしょうけれど、女側には多大なる「痛み」が付きまとうもの。イコール快楽だと考えてしまう人が、性教育に反対なんて言うんでしょうね。

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